<バッテリートラブル>
統計結果では、特にエアコンを駆使する夏に「バッテリー」のトラブルが多いです。
車の場合、エンジンの回転で「発電機」を駆動し、バッテリーに電気を蓄積します。
そして必要に応じて、バッテリーから電気を供給しています。
バッテリーのトラブルは、電気を作る量より、使う量が上回ったときに発生しやすいようです。
一般的な車の「発電容量」は、
「電気消費量」TOP5
特に夏場の「エアコン」の電力消費量は、最大で総電気量の4割近くを使うそうです。
◎車の「バッテリー」上がりと応急処置
ライトなどの消し忘れなどでバッテリーが上がってしまった場合、
「他の車」から電気を一時的に分けてもらうことで、エンジンを始動させることができます。
これを「ジャンピングスタート」と呼びます。
◎「ジャンピング・スタート」
ジャンピングスタートには、「ブースターケーブル」と呼ばれる2本(赤黒+-)の専用のコードが必要です。
不意のバッテリー上がりに備えて、トランクルームには常備しておくことをおすすめします。
◎「ジャンピングスタート」を開始する前には、必ず”ケーブル本体”の点検を!
被膜の破損やケーブルの断線、及び「バッテリーの端子」を挟む「クリップ」部分にガタがないかを確認し、問題があれば使わないようにしましょう。
<ケーブル点検が済んだら作業を開始>
(トラックは電圧が違い、24Vと高圧であるため使用不可)
◎バッテリーの「端子」をつなぐ手順
(1)バッテリーが上がった車の”プラス端子”と「救援車」の”プラス端子”をつなぐ
(2)「救援車」の<マイナス端子>とバッテリー上がった車の<マイナス端子>をつなぐ
(3)確実につながったことが確認できたら、「救援車」のエンジンをかける
※AT車はパーキング、MT車はニュートラルになっていることを確認して、必ず「サイドブレーキ」を!
(4)アクセルを踏んで、エンジンの回転を少し高く保つ
(5)次に「バッテリーの上がった車」の「スターター」を回しエンジンを始動
(6)エンジンが始動したら、ケーブルはつないだ時とは”逆の順番”で取り外す
<要注意!>
その後、走行可能となりますが、
バッテリー自体が寿命を迎えていたり、損傷している場合は、“エンジンを止めると再び始動できない”場合もあります。
また、「発電機」が不調の場合は、“走行中に止まることがある”ので、ディーラーや専門店で早めに点検してもらいましょう。