<マニュアル車の”クラッチ”の故障について>
[マニュアル車] → ”シフトレバー”と”クラッチ(一般にブレーキ左横のペダル)”を使い、
”ギアチェンジ”をして運転する車。
☆[クラッチ]→ 動力伝達装置
→ ”クラッチ”が切り離されていると(ペダルを踏み込むと)、
エンジンの力が「トランスミッション(変速機)」に伝わらない。
このときに、適切なスピードを出すために、ギアチェンジをする。
”クラッチ”がつながると(ペダルから足を離すと)、
エンジンの力が「トランスミッション」に伝わり、車輪が回る
(スムーズな走行ができる)。
“クラッチ”に不具合が起こってしまった場合、
安全な走行ができなくなる危険性があります。
◎“クラッチ”の故障の前兆
「クラッチ板」の摩耗や破損により、
“クラッチ”がスムーズにつながらない、
あるいは、”クラッチ”が切れない状態になると、
最悪の場合、<走行不能>となります。
☆「クラッチ板」→ 2枚の板状の部品。
クラッチペダルを踏んだり、足を離して戻したりすると、「クラッチ板」が離れたりくっついたりする。
(クラッチペダルを踏んでいると2枚の板が離れていて、クラッチを足から離すと2枚の板がくっつく。)
クラッチペダルを踏んで、「クラッチ板」が離れていると、エンジンの回転はタイヤに伝わらない。
故障の”前兆”としては、
などがあげられます。
◎「クラッチ板」が磨耗する原因
「半クラッチ」→ クラッチペダルを踏み込んだのを、ちょっと戻す感じ。
(徐行や発進のときに、「半クラッチ」をよく使う)
運転する癖がついている。
などです。
◎”クラッチ”の破損の原因
などがあげられます。
☆「クラッチ板」は、何の前兆もなく寿命を迎えることはあまりありません。
普段から気をつけていれば、突然の「走行不能」などのトラブルは避けやすいでしょう。
とはいえ、「クラッチ板」は消耗品なので、年月とともに摩耗が進み、寿命が近づくので、定期的な点検が必要です。