車検の仕組み
安心安全なカーライフを送るために、車検は必要不可欠となっています。
そもそも車検とは、国土交通省が一定期間ごとに行う「自動車の検査制度」のことを言います。
安全に走行ができる車だと判断されれば検査をパスすることができますし、逆に安全性に問題があると判断されてしまえば自動車に乗ることができません。
それだけ安全のためには重要な検査となっています。
では実際にどのような箇所を点検するのでしょうか?
一つ目は「エンジンルーム」の点検
車を走行させるにあたって一番大切なのがエンジンルームです。
その中でも点検箇所は様々です。
例えば、ブレーキフルード量やファンベルトの緩みがないかなどの確認、エンジンオイルの量が適量かどうかの確認などです。
検査にパスするためにはあらかじめ点検をしておくことが大切です。
二つ目のポインは、内装、走行の点検
車体番号やエンジンの形式などに改造をしていないかのチェックをです。
そのあと、車の内外装の点検や、走行時のマフラーの点検も同時に行なっていきます。
違法改造をしている車に関しては、検査をパスすることはできません。純正の状態に戻しましょう。
三つ目は、下まわりの点検
主に車の下の部分に潜って異常が発生していないかの確認をしていきます。
具体的に説明をすると、冷却水やミッションなどの点検やオイルの漏れが発生していないかの確認をします。
下まわりは普段はなかなか目にすることがない場所となっていますが、検査の前にはできれば下回りも、異常がないか予め見ておくようにしましょう。
その他にもタイヤやホイールなどの点検もあり、破損や溝がしっかりとあるかなどの確認をしていきます。
安全に走行をするためにも点検をしなければならない箇所というのはたくさんあります。
車検をパスするためには定期的な点検も大切なので、いつまでも快適な走行をするためにも車検にこだわらず点検も定期的に行うようにしましょう。
効率よく賢く車検を受けるための豆知識
そもそも「車検はいつから受けられるのか?」
基本的には自動車に記載されている「検査満了日の1か月前」から受けることが可能です。
検査を受けられる期間は1か月となっていますが、その間で早く受けたからといって次の満了日の日数が変更になることはありません。
焦ることなく書類などを全て用意できたら受けに行くようにしましょう。
二つ目は、反則金が未納の場合は車検前に払う
検査を受けるにあたって、反則金が未納となると検査すら受けることができません。
未納になってしまうと、車自体に乗ることができなくなってしまうので、検査を受ける前に速やかに支払いを済ませておきましょう。
三つ目は、安くできるところに依頼する
検査は出す場所によって料金が異なります。出費をできる限り抑えたいと思っている方は、料金の見積もりなどをしてもらってから決めるといいでしょう。
車検の選び方について
車検を受けられる場所は数多く存在しているので、選ぶ際に悩んでしまう方もいます。
大きく分けると「ユーザー車検」と「業者に依頼して車検を受ける」方法がありますが、どちらにも「法定費用」があります。
これに関しては、ユーザー車検であっても支払わなくてはなりません。
基本的に法定費用だけなら安く済むのですが、業者に依頼する際には検査料金や整備費用、申請代行料、代車手数料などあらゆる費用が発生します。
しかし業者の中には「検査料金」と「法定費用」のみで検査が受けられるところもあるので、こういうところを選ぶと費用を節約できます。