<「逆輸入車」について>
(※「逆輸入車」は、「並行輸入車」ではありません。)
「逆輸入車」とは、”海外メーカー”の車を輸入したのではなく、
“日本のメーカー”各社が、”海外市場向けに開発・生産・販売”している車を、
改めて日本に「輸入」した車
のことをいいます。
“輸入車”をディーラーなどに通さず輸入する「並行輸入」と混同されることがありますが、
「逆輸入車」の場合は、基本的に“正規ディーラー”もしくは”メーカー公認業者”が
輸入した車です。
「日本車」でありつつ”海外向けのデザインや装備”をもった「逆輸入車」は、
車ファンの間でも人気が高い車種です。
◎「逆輸入車」のメリット
日本のメーカー車でありながら、日本国内では設定されない”グレードや仕様”などがある。
海外での購入は全て「輸入」という形になる。
その際「関税」の影響で「輸入車」の価格はかなり高額になってしまう。
だが”円高”の場合は、通常よりも安く購入することができる。
日本では購入できない、「生産終了している」車種が、海外で販売されていることがある。
そんな時も「逆輸入」という形でなら手に入れることができる。
仮に新車が無理だったとしても、”少し型が古くても財布に優しいのなら”と考えている人には
嬉しい特典。
◎「逆輸入車」のデメリット
○「逆輸入車」は、設計の段階から“海外で走行すること”を前提に作られているので、
日本の「規格」や「法規」に適合していない場合が多々ある。
○輸入したら、日本の「規格」や「法規」に適合するよう整備し直した上で、
「排ガス検査」や「予備検査」を受けなければ<公道>を走れない。
○これらの整備を受けてやっと「陸運局」で登録できるようになる。
○乗れるまでに「費用と日数」がかかる。
「修理」する際も“部品を販売している国から取り寄せ”となる場合もあるので、「修理」についても、
事前に”ディーラー”に尋ねた方がよい。
「任意保険」に入る際、「逆輸入車」だと割高になるケースや、加入を断られるケースもある。
購入する前に「逆輸入車」でも”加入できる保険”を調べておいた方がよい。
「逆輸入車」は、海外での利用を前提に開発されているため、「左ハンドル」となっている。
ハンドル位置が異なるだけで”運転の感覚”も異なってくるので、かなり重要なポイントになる人もいるかもしれない。