<車の「正規ディーラー」と「サブディーラー」の違い>
車のディーラーには、「正規ディーラー」と「サブディーラー」があります。
○「正規ディーラー」は”メーカー直結”のディーラーで、
「サブディーラー」は”中古車販売店”や”整備工場”など、正規ディーラー以外で新車を扱っている販売店のことです。
○「正規ディーラー」はメーカーから車を買ってお客様に売りますが、
「サブディーラー」は「正規ディーラー」から車を買い、お客様に売ります。
☆「正規ディーラー」は、直接、自動車メーカーから車を仕入れ、
一定地域で独占的な販売を認められたお店
「正規ディーラー」は、メーカーが経営しているわけではなく、経営会社は別にあります。
系列があるディーラーの場合、系列ごと、都道府県ごとに経営会社が異なっていることが多いです。
☆必ずメーカーの”看板”が上がっているので、
「正規ディーラー」はわかりやすい
トヨタの場合、「トヨタ店・トヨペット店・ネッツ店・カローラ店」の4つの系列があります。
系列によって扱っている車が違います。
☆「正規ディーラー」はメーカーの縛りが厳しい
「正規ディーラー」は、一定のショールーム、工場、スタッフ人数などの基準を満たす必要があり、
“新車の値引き”の限界も決められています。
(「正規ディーラー」が好き勝手に値引きしていくと、価格破壊が起こってしまうからです。)
★「サブディーラー」では、値引きしてもらいやすい
「サブディーラー」は、いろいろなメーカーの看板を掲げています。
「○○自動車」のように、それぞれの店舗名が付いています。
「サブディーラー」は、「正規ディーラー」から買った車をユーザーに売るので、
「正規ディーラー」よりも価格が高くなりそうですが、
実際には「サブディーラー」で買ったほうが安くなることもあります。
「サブディーラー」はメーカーからの指導がありません。
限界ギリギリまで値引きすることができます。
これからの「整備」や「保険販売」で利益を出すことを考慮してくれて、
新車販売ではほぼ利益なしの状態で売ってくれるかもしれません。
(ただ、現在のような情報社会では、それぞれの”値引き額”を簡単に確認できるので、それほど大きな差にはならないこともあります。)
<「正規ディーラー」と「サブディーラー」のどちがで買うのがいい?>
新車を買う際に、”下取車”がある場合には、「サブディーラー」の方が下取価格が高くなり、安く新車が買えることがあります。
特に、売る車のメーカーが異なる場合、”下取価格”に大きな差がでます。
例えば、トヨタ車からトヨタ車に乗り換える場合、「正規ディーラー」では引き取った車を売る販売ルートがありますが、
日産車からトヨタ車に乗り換える場合、「トヨタ・ディーラー」では日産車を売ることが難しいため、
“下取価格”が低くなります。
「サブディーラー」は、いろいろなメーカーの車を売る「販売ルート」を持っています。
どのメーカーの車でも、高い価格で下取りしてくれる可能性があります。
必ずとは言えませんが、そういった傾向があります。
また、「車検」や「点検」などの整備や修理では、「サブディーラー」の方が安いことが多いので、
これからの「アフターフォロー」のことも含め、総合的に判断するのがいいと思います。