前回はゲームなどの愚かさを考えて、勉強をする時間の大切さを書いてきました。
　今回は学問的な解釈である「玩物喪志」のもうひとつの意味を考えていきたいと思います。
　
　『玩物喪志』・・・また、学問上、細かな部分に力を注いで、真に習得するべき大切なものを見失うこと。（参考文献「大修館四字熟語辞典」田部井文雄編　大修館書店）

　学問的に本を学習するときに大切なのはスピードであり、最後までやり通すことも重要です。
　本で勉強しているときにあまり細かい部分にこだわると最後のページまで終わらないことになってしまいます。
　学習するときにスピードが大切だと書きましたが、まず学習するときはポイントを押さえながら、流れをつかんでいきます。
　そうして全体の見取り図を頭に入れて、無理に暗記しようとしないこと。
　時間ばかりかかってやる気を失わせる暗記はひとまずおいていき、まずは理解することだけを心掛ける。
　つまり、じっくり勉強していくとなかなかページが進まなくて嫌になっていきます。
　だから、スピード感のある勉強が大切で、１冊の本を何カ月、あるいは１年かけて勉強をする人がいると思いますが、ハッキリ言えばそれではノロいです。
　学問をするなかで、そうやって成功する人がいますが、まれです。
　一番いいのは１冊の勉強を早く通ること。そして繰り返しながら、読み込んでいくこと。
　それから、後の方で覚えていく作業をしていくことです。
　今回は変則的な形式で文章を書いてみました。
　ざっくばらんな文章になりましたが、意外と見落としがちな盲点だったと思います。
　
　（参考文献）「勉強法　そんなやり方じゃダメダメ!」（平成暮らしの研究会編　河出夢文庫　河出書房新社）

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　株式会社ジャストライト／浪岡 智／「メインブログ」サイト／『新四字熟語辞典』（ダイソー）を読んで⑭／「玩物喪志」その②
　
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