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保険に入ってない悪質ドライバーにぶつけられたら!

え?保険に入ってない?マジかぁ?

え?私では無いですよ。事故でぶつけた相手のことです。自分はちゃんと運転してても、相手の不注意やよそ見でぶつけられた。何て事は良く聞く話です、まれに相手方が保険未加入者だったなんて事も、人の話では小耳にしたりします。もしも自分が加害者(交通事故の場合、けがをさせた側の事)になった時に相手が対人保険に加入していなかったら、十分な補償が得られなくなります。そのような事故によるケガや後遺症にに備える保険、それが「無保険車傷害保険」です。車の保険とは自分だけではなく、相手もいる事を忘れてはいけません。

自動車事故で相手が保険に入っていない「無保険車傷害保険」

対人賠償保険に加入していない自動車との事故により、死亡したりケガを負ったりしても、十分な損害賠償を受けられない時に、相手の損害賠償責任の不足分について保険金が支払われる自動車保険。もし相手が無保険だったら相手の自動車のことを「無保険自動車」といって、保険金支払いの対象となる事故については「無保険車事故」といいます。

無保険自動車の条件

無保険自動車には以下の4つのパターンで支払いがされてます。

  1. 相手に対人保険がついていない
  2. 対人保険は加入しているが相手が保険会社との契約に違反しているため支払われない
  3. 対人保険は付いているが被害者の賠償金を下回っている
  4. 当て逃げなど相手がわからない

1と4のケースは比較的分かりやすいと思います。

相手が無保険の場合や、当て逃げされて、相手が分からないと、どこに請求していいかも分からないからですね。一方で「契約違反」「損害額を下回る」とは、一体どのような事が当てはまるのか!

保険契約を違反していると支払われない

  • 故意
  • 契約時に告知や通知を怠った(保険料を安くする為免許証の色を偽った)
  • 相手が年齢条件・運転者の家族限定の範囲に違反している
  • このように相手の「対人賠償保険」が無効になった場合にはこちらの「無保険車傷害保険」を使用しなければなりません。

    「対人賠償保険」の保険金額に該当しない

    保険に加入されている約95%以上の方が「対人賠償保険無制限」に加入されているようですが、その中でも稀に「1000万円」しか加入していないケースのあるよです。こちらは事故の相手を選べる訳ではないので、このケースで後遺障害を背負ってしまい、1000万円以上の損害金が出てしまった場合、その差額を自分の「無保険車傷害保険」で補填するのです。

    中には借りた車の保険が年齢条件などで使えないケースも

    自分に限って、無保険車を運転するなんて無いと思っていてもドライブの途中で友人と運転を変わるなんて事も有ると思います。そう言った車は「家族限定」になっているケースは多々あります。もし事故を起こしても自分がその車の自動車保険を使えない場合も多いので注意が必要です。万が一、事故を起こした場合に備えて、その車の自動車保険が使えるかどうかを確認することはとても重要なのです。

    「他車運転危険補償特約」で補償されるが、あくまでも「一時的」な運転に限定

    無保険車を運転中に事故を起こしてしまった場合の多くは、自分が加入している自動車保険の「他車運転危険補償特約」が補償されます。これは、保険の契約者が他人の車を借りて運転している時にも、その車両を契約車両とみなして、自分が加入してる保険を使う事ができます。ただし、この特約が適用されるのは、あくまでも一時的に借りて運転した場合限られます。例えば「3ヶ月間借りていて毎日使っていた」など、その車の使用が「常用」とみなされれば適用外となります。その他にも借りた車種が「自家用車」に限定されているなどの条件もあるので、保険会社に確認してみましょう。

    「無保険車」が関係する事故は決して他人事ではありません

    自賠責保険による保険金支払いは、以下のようなものです。

  • 傷害による損害(治療費・入院費・看護料・休業損害・慰謝料など)については 120万円
  • 後遺症慰謝料は、第1級の1100万円~第14級の32万円まで
  • 死亡による損害(葬儀料・逸失利益・慰謝料など)については、3000万円
  • たとえば、傷害の補償金が120万円となっていますが、治療期間が長引いたら治療費だけでも120万円を超えてしまうことも良く有るそうです。さらに自賠責保険では物損については一切支払いを受ける事ができません。このようなことからも、自賠責保険だけでは十分な補償が受けられない事が分かります。

  • 物損事故とは被害者にケガなどがなく、車両などの物に損害が出た場合の事
  • 人身事故とはその名の通り、人にゲガを負わせた時の事
  • 車を運転する以上、万が一の時に備えて、任意の保険へ加入は必須と考えましょう。もちろん、加入している方でも安心してはいけません。保険を使わなくて済むように、みなさんも安全運転に心がけることは鉄則です。もし他人の車を運転するときは、事前に保険の補償内容を忘れずに確認しましょう。

    車は便利な乗り物ですが時として凶器にもなりえます。ほんの少しの油断・満心で事故を起こしたら、自分の人生はもちろん家族の人生も失ってしまう可能性が有る事を忘れてはいけません。

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