車のトラブル

ジャストライトの豆知識「車のエンジンがかからない原因は?」

<車の「エンジン」がかからない原因>

◎多いのが「バッテリー上がり」

「バッテリー上がり」の原因としては、例えば、

  • ルームランプのつけっぱなし
  • ドアをきちんと閉めてなかった
  • キーの位置がOFFになっていなかった
  • ヘッドライトの消し忘れ
  • などがあげられます。

    上のような状況に思い当たれば、「バッテリー上がり」の可能性が高いです。

    ☆「バッテリー上がり」となると、

  • “セル(エンジン始動させるモーター)”が回らない。
  • “セル”を回しても、カチカチという弱い音だけする。
  • こうなるとエンジンがかかりません。

    救援者にお願いするか、「JAF」などのロードサービスに来てもらってください。

  • 「ブースターケーブル」バッテリー同士を接続する(ジャンピングスタート)
  • 「バッテリーチャージャー」で充電する
  • などの処置をすれば、エンジンがかかります。

    ☆ボンネットを開けて”バッテリー本体”を確認

    バッテリーには液量の”上限と下限の線”があります。

    その間に液量があれば大丈夫です。

    もし下限を下回っているときは、液量の不足が考えられるので、“バッテリー液を補充”しましょう。

    ただしバッテリーに詳しくない人は、車によって補充に適さない品があります。

    整備工場や車販売店にお願いするほうがいいでしょう。

    「バッテリーターミナル」を確認

  • 「バッテリーターミナル(バッテリーと車をつないでいる+とーの突起部分)」の腐食で、
     ”通電”ができていない
  • バッテリー自体の劣化、腐食
  • なども考えられます。

    この場合は、速やかにバッテリーを交換しましょう。

    ☆バッテリーの寿命

    バッテリー交換の目安は約2年~3年ほど。

    車検のたびに交換している人は問題ないと思いますが、

  • 「前回いつ交換したか分からない」
  • 「5年くらい前かな?」
  • という方は、念のためにバッテリーを交換しましょう。

    (バッテリーの交換費用は、バッテリー代が大体5000円~20000円ほどで、
    工賃が500円~2000円ほどです。車が大きくなるほどバッテリーも大きくなり、
    その分、高くなります。)

    ◎「オルタネーター(ダイナモ)」の故障

    「バッテリーを新品に交換して、一度は走れたのに、また止まってしまった!」となれば、
    「オルタネーター」の故障も考えられます。

    「オルタネーター」とは、”発電機”のことです。
    電気を作ってバッテリーに溜める役割をしています。

    (例えるなら、「オルタネーター」は充電器で、バッテリーは充電式の電池。)

    バッテリーは放電と充電を繰り返しているので、
    「オルタネーター」が故障すれば充電できなくなります。

    バッテリーに溜めてあった電気を使い切ったら、車は動かなくなります。

    しかも、《走行中にエンジンが止まる》こともあるので要注意!

    ◎「セルモーター」の故障

    エンジンをかけるときに”キュルキュル”という音がします。
    それが「セルモーター」が出す音です。
    バッテリーが問題なく、オーディオ、ライトもつくのに、セルが回らずエンジンがかけられない場合は、
    「セルモーター」の故障も考えられます。
    仕事などで、毎日のように車を利用していて、”エンジンのON、OFFがかなり多い”場合には、
    「セルモーター」の故障の可能性ありです。
    「セルモーター」が故障しても、エンジンはかからなくなってしまいます。

    ◎エンジンのトラブル

  • 「エンジンオイル」がかなり劣化していた ← エンジン内部が焼けて動かなくなる
  • 「ラジエーター(水冷装置)」の水切れなどによる「オーバーヒート」や「焼きつき」
     ← エンジン内部が焼けて動かなくなる
  • ◎「スパークプラグ」の劣化

    「スパークプラグ」はエンジン内にある「点火装置」です。

    「スパークプラグ」は、一般的に”走行距離2万km~3万km”ごとに交換が必要になることが
    多いようです。

    これが故障すると、走行中にいきなり車が止まることがあります

    前兆としては、車により異なるようですが、例えば、

  • アイドリングが何となくおかしい
  • 信号待ちなどで、何となくエンジンの出力が下がってくるような気がする
  • 高速道路などで、いきなり車が走行不能になれば、事故がおきかねません。

    点検を怠らないよう気をつけてくださいね。

    ◎車内のヒューズが破損

    車内の配線が切れていたり、劣化していることで、「漏電」することがあります。

    それにより「ヒューズ(電気部品を守る小さな部品)」が破損していることがあります。

    エンジン系の「電気系統」に異常があれば、そちらのヒューズが破損し、
    エンジンがかからないことがあります。

    ◎操作ミス

    車によって、

  • ギアを「P(パーキング」)に入れていないとエンジンがかけられない
  • ブレーキを踏みながらでないとエンジンがかからない
  • マニュアル車では、ブレーキとクラッチを踏みながらでないとエンジンがかからない
  • などがあります。

    自分の車がどのタイプなのかを頭に入れて、慌てず正しくエンジンをかけましょう。

    ◎単に「ガス欠」

    ガソリン、または電気の燃料が空になっていた場合も、当然、車は動きません。

    この場合は、セルはよく回るのに、エンジンがかからないという状態です。

    ◎低気温

    気温が低すぎて、バッテリーの性能が落ちているときも、エンジンはかかりにくいです。

    ★一般的に日本車は性能が良く、車検もあるので、無茶な乗り方をしなければ、
    20万km~30万kmくらい、1回も故障せずに走行できるといわれています。
    ですが、消耗品である「部品の点検」に気をつけてくださいね。

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