<博多の「鶏卵素麺(けいらんそうめん)」について>
「鶏卵素麺」とは、16世紀頃、南蛮文化とともに長崎を経て「博多」に伝わった
お菓子といわれています。
今では「日本三大銘菓」の1つとされるほど、歴史あるお菓子です。
☆江戸時代と変わらぬ作り方
糸のように流し込みます。
できあがり。
すべて手作業で、無添加、無着色、無香料です。
ころあいをみて引き上げる、という作業でもわかるように、職人さんの経験と技が光る作り方です。
糖蜜の温度も、沸騰した時の”泡の大きさ”で判断するそうです。
機械では「鶏卵素麺」の上品な味わいを表現できないので、
すべて手作りで大量生産はしていません。
見た目は、黄金色の細麺を束ねたような感じです。
上品な甘味に、しっとりした口当たりが好評です。
福岡県では、晴れの日を祝うときや、お茶会を開くときなどに、「鶏卵素麺」を購入するそうです。
もちろん、お土産や贈答品としても喜ばれています。