<車の「サイドミラー(ドアミラー)」の進化>
「国土交通省」が道路運送車両法の保安基準を改定し、去年から
「サイドミラー」(安全確認用ミラー)の代用として、
「カメラ&モニター」を設置して後方確認することを認めました。
これは車のミラーに関する「国際基準」が改定されたので、日本も合わせたものです。
○「カメラ&モニター(電子ミラー)」で後方確認
以前から、ドライブレコードなど、車に「カメラとモニター」が取り付けてある車はありますが、
当然、「サイドミラー」も車にくっついています。
“「サイドミラー」の代用”として、「カメラ&モニター」を設置とするということは、
「カメラ&モニター」が、「サイドミラー」と同じ映像を車内に映し出し、
ドライバーの後方確認に使われるということです。
「カメラ&モニター」が「サイドミラー」と同じ働きをするので、
車のデザイン面からいいますと、「サイドミラー」を無くしていいのです。
今後は、「サイドミラー」の部分に「カメラ」が取り付けられたり、
「サイドミラー」が無いデザインの車(ミラーレス車)が、増えてくるでしょう。
○「電子ミラー(カメラ&モニター)」の取り付け条件
などです。
○「電子ミラー」の利点
教えることができる
○「電子ミラー」の課題
カメラの耐久性
○「電子ミラー」のデメリット
「カメラ&モニター」が故障した場合、「サイドミラー」の交換よりかなり高額
●現在の「サイドミラー」
現在では、「R(バックするときのギア・リバース)」にシフトチェンジすると、
自動的に「サイドミラー」の鏡面が動き、やや下向きになる車が増えています。
走行時の位置とは違い、バックや車庫入れをするときは、「サイドミラー」は少し下向きになっている方が見えやすいです。
ポイントは、「サイドミラー」で”後輪の位置”がわかるくらいの角度です。
これがバック時にはベストな角度となります。(ただし運転席からきちんと見えることが前提。)
「リアビューモニター」も増えています。
(車の後ろにカメラが設置され、車の後ろ部分を車内で見ることができます)
ですが、「リアビューモニター」だけでは映らない部分もあります。
特にSUVやミニバンなど、車高の高い車は注意してくださいね。
「サイドミラー」で”目視確認”することが重要です。
●「目視確認」で死角が減る
「ルームミラー」や「サイドミラー」で、ある程度、運転席から安全確認ができます。
その上で、できるだけ「死角を作らない」ためには、目視確認(窓を開けるなど)が一番です。
窓を開けると、周囲の声や音もよく聞こえます。耳での確認もできるのです。
鼻でオイル漏れの臭いや、焦げた臭いに気づくこともあるかもしれません。
人間の能力を使って「安全確認」することは、どれほど技術が発達しても必要ではないかと思います。