<オーバーヒートはエンジントラブル>
車のオーバーヒートは、エンジンが発する熱量が、冷却性能を超えてしまったときに起きるエンジントラブルです。
原因は、エンジンオイル不足・漏れ、冷却水不足・漏れ、ウォーターポンプを回すベルトの緩みなど、様々です。
他にも、長い坂道でのロー・ギア走行や、渋滞時のノロノロ運転が長時間続くと、オーバーヒートが起きやすくなります。
オーバーヒートが起きたときは、周囲の安全を確認し、他の車の走行に邪魔にならない場所に停止させます。
ボンネットを開け、エンジンルームの風通しをよくします。
(エンジンルームが高温になっているため、ボンネットを開けるときは十分に注意してください。)
注意点
すぐにエンジンを切ってしまうと、冷却水が循環せず、一気に温度が上昇したり、エンジンオイルの循環が停止し、油膜切れを起こしてエンジンが焼きつく可能性があります。
エンジンは停止せずに、そのままかけておいて下さい。
※ただし冷却ファンが回っていないときや、冷却水等が漏れているときは、すぐにエンジンを止め、自然冷却してください。
オーバーヒートしたことに気づかず、そのまま走り続けた場合、走行中にエンストを起こし大変危険です。またその後、最悪の場合エンジン交換ということにもなりかねません。
可能であれば速やかに救援を呼び、整備工場でオーバーヒートの原因を調べたほうがいいでしょう。