中古車をできる限り安く買うためのポイント
「安い中古車」の基準を理解しましょう。
中古車は走行距離や年式、グレード、車種の人気度によって大きく相場が異なります。
車体のカラーによっても価格が大きく変わることが珍しくありません。
「年式」に注目してみる
基本的に中古車は、年式の古いものほど安くなります。
モデルチェンジすると車の燃費が向上して「エコカー減税」の対象となったり、エンジンのパワーが上がったり、その他の機能・装備にも変化が見られます。
このような機能の変化や装備の有無で生まれる「価格」に注目しましょう。
人気の高かった車の新型が登場すると、旧型が一気に中古車市場に増加し価格が安くなったりします。
しかし新型の人気がそれほど振るわない場合は、旧型の中古車価格が高騰することもあります。
「フルモデルチェンジ」のタイミングも見計らって相場に注目しましょう。
「車体のカラー」に注目してみる
基本的にモノトーンカラーの車の人気が高く、高級セダンやミニバンなどではモノトーンカラーの中古車は値が張ります。
つまり、人気のないボディ色の中古車は安く買うことができるというわけです。
人気の高い色かそうでないかで、50万円以上の差がつくこともあります。
また、カラーだけでなくボディタイプによっても価格は異なってきます。
「時代」によって人気のボディタイプは変わっていきます
時期によっても価格が変わりますが、中古車市場は流行に流されず、真の優れた車を見つけ出すチャンスの場でもあります。
隠れた名車を見つけだし、他店と価格等を比較してみましょう
「装備・グレード」に注目してみる
中古車は、メーカーオプションの装備を、後から付けにくいというデメリットがあります。
このため本革シートや純正カーナビ、サンルーフなどが付いているものは価格が高くなりがちです。
これらの装備が備わっているかいないかで、数十万の差がつくことも珍しくありません。
「どうしても全て揃っていないと納得できない!」というわけでなければ、装備のことは後回しにしましょう。
カーナビなどは年々進化していくので、後で別途購入した方が安くすむということも少なくありません。
グレードも、新車の場合は排気量の大きなものほど価格が上がりますが、中古車の相場はその通りではありません。
「燃費」に注目してみる
燃費は新車購入の場合でも注目されるポイントです。
中古車市場でも、低燃費車は価格が高くなりがちです。
購入後の維持費を考慮すると、「購入時には低燃費車の方が高くついても、結局はガソリン代などで、普通のガソリン車の方が高くつくのではないか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実質的には、ガソリン代を入れても低燃費車の「購入費+維持費」よりもお得な車はたくさんあります。
その点を考慮して、できるだけトータルコストを低く抑えられる車を選択することも重要です。
「走行距離」に注目してみる
中古車は、走行距離が多いほど価格が安くなります。
買取店で価格差が現れやすいポイントは[5万km]を超えているかどうかです。
しかし、5万kmを超えている車が、必ずしも質の悪いものであるとは言いきれません。
それは前のユーザーが定期的な点検整備を行っていたか、ほとんどメンテナンスを行なわずに長距離を走り続けたかなど、どの程度その車が大切に管理されていたかにもよります。
つまり、走行距離が5万kmを超えている車でも、もっと走行距離が少ない車より質の良い場合があるということです。
10万kmを超えると更に安く買うことが可能ですが、それでも質の良い車を見つけることは可能です。
車の技術は日々進歩しており、走行距離が多くても質の良い車は沢山あります。
走行距離だけで判断するのではなく、車の扱われ方にも注目してみましょう。