<新車の残価設定ローン(または残価設定クレジット)>
普通の「オートローン」より、「残価設定ローン」では何がメリット?
☆「残価設定ローン」を組むのに向いている人
● 年齢が若く、自分の頑張り次第で将来の昇給が期待できる
● 将来の収入アップのために、ある程度、高い新車を購入して頑張る糧にしたい
● 今現在は月の収入が少ないが、将来的に上がる見込みがある
● あまり車にこだわりがなく、乗るのも週末ぐらい
● 新しい物が好きで、新車が出るたびに3年ぐらいのペースで乗り替えたい
● 車検を払うのがバカバカしく、車検を払うぐらいなら乗り替えたいと考えている
● 先の事はわからないが、とにかく今は月の支払いが安い方法で購入したい
デメリットは?
★購入した車を、勝手に他店で売ることはできない
基本的に、ローン返済中に他店の車が欲しくなっても、自分の車を買い取りに出して、新たな車を勝手に購入することはできません。
手放したい場合は、”最初に新車を購入した販売店”に行って相談しなければなりません。
ローンを払い終わるまでは、車の所有権は「販売店」にあります。
★総支払額が高くなることもある
長く乗る前提であれば、200万の車を「残価設定ローン」で購入し、3~5年後に「残価分」を更にローンを組んで支払うと、総支払額が高くなる可能性があります。
それなら最初から200万の車を、7年払いなど長めの「オートローン」を組んでおく方が、利率や総支払額が安くなることもあります。
一概には言えませんが、もし「残価設定型ローン」を組むなら、この辺の計算も細かくする必要があります。
★「走行距離」や「傷」の状態などの制約がある
「残価設定型ローン」は、3~5年後の下取り額を、ディーラーや販売店が最初に設定します。
この残価額に関しては、それぞれのディーラーや販売店が独自に行い、最初の契約時に
などを元に設定します。
3~5年後にこの制約以上に「過走行」になってしまったり、事故で”傷”が大きかったりした場合、最初に決めた「残価額」よりも価値が下がる場合があります。
このケースだと、「追い金」という形で、残価額とは別に支払いが発生することがあります。
「残価額の保証」を購入店でしっかりと確認する必要があります。
★自分の車でないような気になる場合も
購入時には、週末にしか車に乗ることがないので「残価設定」を組んで購入したとしても、環境が変わったり仕事が変わったりで、毎日車に乗るようになるかもしれません。
そうなった時でも「過走行」に気をつけないと、「追い金」を払うことになりかねないので、気兼ねなく乗れず,
自分の車でないような気がすることもあるかもしれません。
※「残価設定型ローン」は、初期購入費用が安くなる代わりに、総支払額が高くなったり、様々な制限を抱えて乗り続けなければなりません。
「残価設定ローン」を組む際には、これらのメリット、デメリットをしっかりと把握しておきましょう。