<櫛田神社(くしだじんじゃ)>
「お櫛田さん」の愛称で親しまれている櫛田神社。福岡市の中心部に立っています。
夏の風物詩でもある「博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)」は、櫛田神社を中心に行われています。
櫛田神社には、「大幡大神(櫛田大神)」、「天照皇大神」、「素戔鳴尊」の三神が
お奉りされています。
◎櫛田神社の見どころ
<正殿>に「大幡主命(おおはたぬしのみこと)」(櫛田宮)
<左殿>に「天照皇大神(あまてらすのおおみかみ)」(大神宮)
<右殿>に「素戔鳴尊(すさのおのみこと)」(祇園宮)
の三神。
博多祇園山笠が奉納され、「飾り山笠」が一年中展示されている。
「飾り山笠」は、毎年7月1日に作り替えられます。国の重要無形民俗文化財。
有名力士が力自慢に持ち上げた石が奉納されている。
(2014年には白鵬も奉納)
博多祝い唄に「さても見事な櫛田のぎなん(銀杏)」と唄われています。
樹齢千年とも言われ、長寿のシンボルとされる御神木です。
楼門の天井に吊り下げられていて、毎年大晦日に、新年の「恵方」を示すよう矢印が回されます。
拝殿の「風神雷神」の木彫りは、風神があっかんべぇをして雷神から逃げている様子に見えます。
博多っ子のユーモア溢れる気質を表しているといわれています。
「本殿」地下から湧き出る霊泉で、「不老長寿」の”命の水”として信仰されています。
ただし、塩井戸なので、飲むとしょっぱいです。
大樹三本の内、一本が雌木で、秋にたわわな「ぎなん(銀杏)」の実をつけることから、
夫婦円満、縁結びの霊樹として信仰されています。
櫛田神社の歴史上、価値の高いものを厳選して展示。
櫛田神社には1818年、日本最初の図書館「櫛田文庫」が開かれた歴史があり、
当時の書物も保管されています。
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで) 毎週月曜/休館 入館料:300円
◎櫛田神社のお祭り
2月の「節分の日」に行われる櫛田宮のお祭り。
日本一大きな「おたふく面」が設置され、豆まきが行われます。
7月に開催される「祇園宮」のお祭り。
「博多祇園山笠」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
10月下旬に開催される「大神宮」のお祭り。
牛車にひかれる神輿行列、ブラスバンド、稚児行列などは、博多の秋の風物詩。
御神輿(おみこし)は「飾り山笠」の見送りの前に展示。
☆「櫛田神社」は一年中、楽しめる神社です。ご興味のある時期にぜひお立ち寄りください!☆
地下鉄空港線の[祇園駅]から徒歩約5分。(歓楽街の「中州」から歩いても近い。)
[写真提供 福岡市]