<「博多くんち(または”おくんち”」)>
◎「くんち」の意味は?
“くんち”の意味は諸説あるといわれています。
一説に、昔、”秋の収穫祭”が行われていた旧暦の9/9の「くにち」が由来といわれています。
「くんち」は九州北部に数多くあり、有名なのが、
「博多くんち」「長崎くんち」「唐津くんち(佐賀県)」です。
◎「櫛田神社」が中心となって開催される「博多くんち」
昔、「博多くんち」は、櫛田神社で「新嘗祭(”しんじょうさい”、または”にいなめさい”)」として、
毎年11/23に行われていました。
「新嘗祭」は、稲の収穫を祝い、翌年の”豊穣”を祈願する祭儀のことです。
櫛田神社の「新嘗祭」は1200年の歴史があります。
1953年に「博多おくんち振興会」が、「新嘗祭」を「博多くんち」と改名し、開催日付も11月から10月に変更しました。
それ以降、「博多くんち」は、曜日に関係なく、<10/23、10/24>の2日間に渡って
行われるようになりました。
◎「博多くんち」(秋季大祭)初日(23日)
「本殿」で”大祭”が執り行われます。
巫女さん達による「悠久の舞」(上の写真)があります。
◎「博多くんち」2日目(24日)
「御神幸(ごしんこう)」が開催されます。
「御神幸」とは、ご神体が神輿(みこし)に乗って、「本殿」や「祭場」などにお渡りされることです。
☆”御神幸パレード”で大盛り上がり!
など、約2時間かけて移動します。
※”御神幸パレード”は[雨天中止]です。
☆「御神幸」の神輿
櫛田神社には、三基の神輿があります。
それぞれ受け持ちの町が決まっていて、
となっています。
毎年、一基が、24日の御神幸行列に並びます。
※25年に1度、3基の神輿が揃って祭りに参加。最近、3基そろったのは2007年。
☆他のイベント
●「五穀豊穣市(ごこくほうじょういち)」(2日間)
新鮮な魚や秋の旬な野菜などが販売されます。
とても賑わいます。
●「千灯明」18:00頃~
23日の夕方から櫛田神社の境内で、2,000個以上の「灯明」を使い、”地上絵”を描きます。
“雷神様”などの絵が描かれ、幻想的な雰囲気を楽しめます。
◇「櫛田神社」自体、とても楽しめる神社です。
秋の予定がまだの方は、「博多くんち」をぜひご覧ください!◇
※日程については、必ず確認をしてください。変更になる場合もあります。
※駐車場(有料)は[満車]になるのが早いとのことです。車でお越しの場合はご注意ください。
☆開催場所
博多区一帯
櫛田神社
<写真提供 福岡市>