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ジャストライトの豆知識「車の年式と走行距離」について

<中古車の「年式」と「走行距離」の関係について>

まず一般的に、車はどれだけの距離を安全に走れるのでしょうか。

「車の寿命は10年・10万キロ」と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、現在の事情とは異なります。

車(普通車)が安全に走れる走行距離は「40万キロ」以上といえます。

例えば、日本の車社会でもっとも長距離を走る普通車は「タクシー」でしょう。

タクシーが役目を終える「走行距離」の目安が「40万キロ」と言われています。

タクシーが特別というわけではなく、

車の機能は年々向上しているため、「10万キロ」を超えても全く問題なく走るのです。

海外では「日本車(軽自動車を含む)」が特にメンテナンスされないまま、「20万キロ以上」走行している事実があります。

必要なメンテナンスがされていれば「車は15万キロ~20万キロまで全く問題なく走る」ということでしょう。

「年式と走行距離」の正しい関係

走行距離と合わせて知っておくべきなのが、「年式と走行距離の関係」です。

一般的に、1年間の適切な走行距離は「8,000~1万キロ」と言われています。

おおむね、「1万キロ」の走行距離に対して「1年落ち」になる計算です。

「年式と走行距離はどちらを優先すべきなの?」と疑問に思う方もいると思いますが、両極端な場合はどちらもお勧めしません。

「年式と走行距離」を見比べてみることで、その車がどのように使われていたかが想像できます。

使用年数に対して走行距離が少ない場合でも、単純に「あまり走ってないから状態が良い」とはいいきれないのです。

例えば、走行距離5万キロの車で、以下のようなケースがありえます。

★「走行距離5万キロ/10年落ち」の場合

このような車は、例えば、隔週・しかも週末にしか乗ってなかった車かもしれません。

もしくは最初の5年間は普通に運転されていて、あとの5年間は倉庫や青空駐車で放置されていた車かもしれません。

後者の場合は、車の塗装・内部の消耗品などが相当傷んでいる可能性があります。

★「走行距離5万キロ/2年落ち」の場合

上の車の場合、運転する機会が相当多かったか、または1回の運転での移動距離が長距離に及ぶなど、かなりハードに使われていたと考えられます。

高速道路の走行がメインだとしたら、そこまで機能面のダメージはないでしょうから、「走行距離5万キロ/10年落ち」の場合よりは安心です。

しかし、どちらも使い方のリスクを考えるとあまりお勧めしません。

同じ走行距離なら、1年間の走行距離が8,000~1万キロになる中古車が無難です。

ベストな「走行距離」の選び方

10万キロの中古車でも安心というのはわかったけど、「どの走行距離を選べばいいのか?」と思う方もいることでしょう。

前提として「1年間の走行距離1万キロ」として説明します。

☆新しさ・車両の綺麗さ重視なら「3万キロ~5万キロ」

走行距離が「3万~5万キロ」の中古車は、大事に乗られていたものであれば、経年によるキズや汚れも少ない状態です。

値段が安い中古車も捨てがたいが、その中でも新しい車に乗りたいという方は、走行距離3万キロ~5万キロの中古車がおすすめです。

☆価格重視なら「6万キロ~10万キロ」

中古車は、走行距離が「5万キロ」を超えたあたりで、価格が下がる傾向があります。

これは購入層が「5万キロいっている車はちょっと…」とためらいがちなのも理由の一つです。

市場での需要が下がれば、中古車の価格も下がります。

安全に乗れる車をとにかく安く買いたい方には、走行距離6万キロ~10万キロの中古車がおすすめです。

逆に、安く買える中古車ということは「リセールバリュー(車を手放す際の売却価値)」にはあまり期待できません。

一部の人気車「ハリアー」に代表されるような海外での需要が高い車を除き、中古車の場合、走行距離にかかわらず「リセールバリュー」には期待しないほうがいいでしょう。

どんな車であっても、経年・使用に伴う「価格落ち」からは逃れられないからです。

売却時に少しでも価格がつけば満足、という考え方が中古車ではいいでしょう。

☆激安価格希望なら「10万キロ~12万キロ」

さらに価格の安さ・激安と呼べる中古車を求めるならば、目安としては「10万キロ~12万キロ」前後を選ぶのがおすすめです。

「10万キロ」が車の寿命という考えもまだ根強く、一気にニーズが下がるため、価格は激安といえるところまで下がります。

繰り返しになりますが、車の寿命は「15万キロ」ほどは普通にあります。

「10万キロ~12万キロ」の車を購入した場合でも、少なくとも「3年」ぐらいは安全に乗れるでしょう。

しかし、

基本的なメンテナンスがされていることが前提です。

10万キロ前後、もしくは10万キロ以上の中古車では、

メンテナンスが実施されているか、もしくは中古車販売店で「部品交換」まで対応してくれるかを必ず確認しましょう。

注意点として、「10万キロ~12万キロ」の車も「リセールバリュー」は期待できません。

激安価格で売っている中古車は、車の価値自体は販売店からすればほぼゼロです。

その車をさらに数年乗って売るのであれば、価格がつかないことは覚悟しましょう。

「10万キロ前後」の中古車のメンテナンス

先ほど、走行距離10万キロを超えていても問題ないとお伝えしましたが、その上で、10万キロ前後の中古車ならこのメンテナンスは必須、もしくはあれば安心、というポイントをご紹介します。

経年・使用とともに少しずつ劣化していく「ゴム製の部品」が交換されているかどうかがメインになります。

「タイミングベルト」が交換されていることは必須!

「タイミングベルト」は、エンジンが機能する上で欠かせないものです。

ベルトはゴム製のもので「10万キロ」を目安に交換が必要です。

購入時の交換の場合、中古車の諸費用に交換代が含まれているか否かもチェックしておきましょう。

別料金となる場合、部品代・作業代合わせて30,000円ほどかかります。

「タイミングチェーン」が採用されていると安心

「タイミングベルト」の代わりに、金属製の「タイミングチェーン」が採用されている車種もあります。

「タイミングチェーン」は、半永久的に使用できるといわれていますが、「20万キロ」を目安に交換するのが安心です。

「ブッシュ類(緩衝材)」が交換されていると安心

「ブッシュ類」とは、ゴム製の緩衝材を指し、車の緩衝作用や異音軽減までを担う部品です。

こちらも「10万キロ」、もしくは「10年」を目安に交換が望ましいとされています。

このブッシュ類も交換されていれば安心です。

「エンジンオイル」交換は適切にされているか

「エンジンオイル」交換は非常に基本的なメンテナンスで、1回500円で行ってくれる販売店もあります。

最初にお話ししたタクシーが「40万キロ」走れる秘訣は、「3ヶ月に1回のオイル交換」を徹底することといっても過言ではありません。

エンジンは、オイル交換のメンテナンスがきちんと行われていれば、そうそう故障するものではないようです。

車が故障する場合、故障箇所は「ラジエーターなどの冷却系」、「エアコンなどの不具合」、「電装系の故障」が原因であることが多いのです。

逆にいえば、「オイル交換」などの基本的なメンテナンスを適切に行うのが、車に安全に乗る上で必須といえるでしょう。

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